森のこーひーたより~生産者の顔と声~ 森のコーヒー生産者のコーヒー農園へ訪問した時の現地の様子やコーヒーへのこだわり、パートナーの皆さんの暮らしをレポートします。

こーひーたよりvol.252

「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんの農園「サント・アントニオ農園」を訪問した時に、ジョン・ネットさんから「ハセガワ、近くにカシャッサの工場があるんだが、見に行ってみないか?」と言われました。

カシャッサというのは、別名ピンガといって、サトウキビから作る蒸留酒です。アルコール度数が40度ぐらいあり、すごく強いお酒です。このカシャッサをブラジルでは、ストレートで飲んだり、「カイピリーニャ」にして飲みます。

この「カイピリーニャ」が、美味しいのですが、本当に危険な飲み物です。カシャッサにつぶしたライムと砂糖と氷を入れたカクテルです。カシャッサをストレートで飲もうとしても、そんなには飲めないのですが、この「カイピリーニャ」にすると、とても飲みやすくなるので、ついつい沢山飲んでしまいます。しかしベースが40度のカシャッサですから、酔っ払います。私も何度かひどい目にあいました。

ブラジルで、カシャッサは正に国民酒です。今では、大手メーカーが作っているカシャッサの他に、いわゆるスペシャルティーなカシャッサも出てきていて、今回、ジョン・ネットさんに連れて行ってもらったカシャッサの工場もスペシャルティーなカシャッサを作っているそうです。ヨーロッパの品質コンテストに入賞しているそうです。

帰りに3本ほど、この工場のカシャッサを買って帰りました。たしかに美味しいです。3種類あって、カシャッサ自体は同じなのですが、工場内にある期の樽の中で、何年寝かしたかによって、味が熟成して、よりおいしくなってゆくとのこと。価格も高くなっていくとのことでした。


こーひーたよりvol.251

「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんんには、3人のお子さんがいます。一男二女で、長男のジョアンジーニョさん、長女のフェルナンダさん、次女のマリア・ルイーズさん(通称マルさん)です。

3人の中で、一番サント・アントニオ農園の仕事に興味を持っているのが、次女のマルさんです。フロリアノーポリス(日本で言うと、熱海のような場所。きれいな海岸が有名です。)の大学で、海洋学を専攻されました。サーフィンが好きで、サーファーです。

また、オーガニックの農園が大好きで、世界の色々な場所のオーガニック農園で、ボランティアで働くようなプログラムに参加していました。アメリカやコスタリカなどのオーガニック農園で働いてきました。(無償で労働する代わりに、寝る場所と食事が提供されるというプログラムです。)私からすると、若い女性がよくそんな危険なことをと思っていましたが、本人は全く平気な様子でした。

マルさんは「サント・アントニオ農園」内にご自分の家をもって住んでいます。家の前に菜園を作って、有機野菜を作っています。有機野菜以外にもサーブなども作り、ハーブから精油を抽出しています。

マルさんはジョン・ネットさんの初孫にあたるエドワルドも出産し、「サント・アントニオ農園」の後継者はマルさんだろう、というのが衆目の一致するところです。


こーひーたよりvol.250

「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんは、コーヒー農園に、コーヒー以外のいろいろな木を植えて、農園を“森”のようにしました。

ジョン・ネットさんは、馬、豚、と多種多彩な動物を農園に入れています。植物もそうですが、ジョン・ネットさんは、動物でも“多種多彩”が好きです。いろいろな動物がいた方が良い。その方が、より“大自然”に近い。より多くのVIDA(ヴィーダ 生命)を農園に入れたい。農薬に代表されるMORTE(モルチ 死)よりVIDAを追求する。

土の中の微生物にも、ジョン・ネットさんは注目しています。農薬を一切使用しないことで、地中に多種多彩な微生物が生息するようになります。もちろん目には見えないのですが、ジョン・ネットさんは、それこそ文字通り這いつくばって、農園の土を、その中にいる地中微生物を感じとろうとしています。

そうやって、毎日、農園の土に触れたり、匂いを嗅いだりしていると、土の健康状態がわかるようになるんだそうです。健康な土に生えているコーヒーの木も、また、健康になるとジョン・ネットさんは言います。

現在の通常の農業が、きわめて限られた狭い視野からの、そして、きわめて短期的な評価に基づく“効率”のみの追及になってしまっている中で、ジョン・ネットさんは、森の多様性を生かし、自然とともに共生していく新しいコーヒー栽培を追及しているのです。


こーひーたよりvol.249

「森のコーヒー生産者グループ」のメンバーは皆、化学肥料不使用で、農薬を一切使用せずにコーヒーを作っているので、農園内の生物多様性はとても豊かです。グループの中でも、ジョン・ネットさんの「サント・アントニオ農園」の生物多様性は別格です。農園内に牛や馬、豚、ヤギなどを放し飼いにしています。

それは、2004年「サント・アントニオ農園」最大の危機があってからのことなのです。

2004年に私がサント・アントニオ農園を訪れると、農園内のいたるところにカピンと呼ばれる背の高い雑草が生い茂っていました。なにしろ熱帯のブラジルですから、カピンはものすごい勢いでコーヒー農園中に繁殖していきました。

そこで、ジョン・ネットさんが考えたのが、サント・アントニオ農園への牛の導入です。牛を農園に入れて放し飼いにすると、ものすごい勢いでカピンを食べだしました。あれほど農園中を覆っていたカピンが、牛を入れた後は、みるみるうちに減っていきました。

これは言ってみれば、ブラジル版、コーヒー農園版、「合鴨農法」だと思うのです。もちろん、ジョン・ネットさんは「合鴨農園」は見たことはありません。ただ、彼も色々な有機農法関係の本を読んで研究していますから、「合鴨農法」のことは知っていたのかもしれません。


こーひーたよりvol.248

私は、「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんの農園「サント・アントニオ農園」をコーヒー収穫の時期に訪問します。

朝、昼と農園をジョン・ネットさんと一緒に見回るのですが、「サント・アントニオ農園」は農園の大部分が自然の森のようになっています。その森の中にコーヒーの木が植わっているイメージです。

「サント・アントニオ農園」の森の中には、多種多様な木が植わっています。私も植物が好きで、日本でもよく植物園に行きます。しかし、ここ「サント・アントニオ農園」の森には、日本の植物園では絶対に見れないようなめずらしい木々を見ることができます。きっと熱帯に特有の木なんだと思います。同じ森でも、日本の森とは植生が全く違います。巨木もあって、ブラジルらしくすべてがダイナミックです。ポルトガル人が最初にブラジルに入植した時には、農園をするために、このジャングルと格闘したのだなと考えると、それは大変な苦労だったろうなと想像できます。

そんなエキゾチックな「サント・アントニオ農園」の森の木々をジョン・ネットさん、長男のジョアンジーニョと一緒に見に行くのも、本当に楽しい経験です。


こーひーたよりvol.247

私は、「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんの農園「サント・アントニオ農園」をコーヒー収穫の時期に訪問します。

朝、昼と農園をジョン・ネットさんと一緒に見回り、収穫作業を見学します。日が暮れると、ジョン・ネットさんが私を必ず連れて行く場所があります。農園の中で、ちょっと高台になっている場所があり、そこから農園全体が見渡せます。その場所に行って、日の入りを見るのが、毎年の恒例行事になっています。

日の入りは、ポルトガル語でPor do Sol(ポル・ド・ソル)といいます。サント・アントニオ農園で見るPor do Sol(ポル・ド・ソル)は、本当に美しく、長時間見ていても飽きません。

全く音のない世界で、ジョン・ネットさんとPor do Sol(ポル・ド・ソル)を見ていると、何とも言えず内省的な感覚になってきます。

日の入りの時間になると、昼暑かったことが嘘のように気温が下がってきます。肌寒く感じる時に、保温ポットに入れて持ってきた「森のコーヒー」を飲むのが楽しみです。

完全に太陽が隠れてしまうと、今度は空一面に星座が見えます。東京ではあまり星座を意識することがないのですが、ここ「サント・アントニオ農園」では、思わず星座に見入ってしまいます。


こーひーたよりvol.246

「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんは、もう6代続いているコーヒー農家です。最初からこのサンパウロ州モコカの地でコーヒー栽培を続けられています。奥様のヘナッタさんの一族も、コーヒー農園のオーナーでした。

ジョン・ネットさんの農園には、土曜日になると一族が集まってきます。サント・アニオ農園のゲストハウス内には、部屋がいくつもあるので、そこに土曜日の晩泊って、土日を農園で過ごすのです。

ジョン・ネットさんの長男のジョンジーニョは、フォルクスワーゲン社に勤めています。工業デザイナーの仕事をしています。奥様はエレンさん。エレンさんのお父さんはイタリア系ブラジル人で苗字はパシーニ。お母さんは日系2世です。(このエレンさんのお母さんが、私の上智大学ポルトガル語学科時代の恩師・ノエミア先生の妹さんだったのです。この偶然は、奇跡に近いです。)

この日も、ジョン・ネットさんの妹さんや、ジョンジーニョ、エレンさん、エレンさんの両親、ジョン・ネットさんの妹さんの息子、その他の親戚が集まりました。集まって別になにをするのでもなく、それぞれ好きなことをしています。そこがブラジル流だと思います。日本ですと何か法事などの目的があり、親戚が集まることがありますが、ブラジルでは何もなくても週末親戚が集まります。

そこに私のような、ジョン・ネット家の親戚でもない、いわばビジネス上の付き合いの関係者も居合わせたりするのですが、誰も何も言いません。ここら辺が、ブラジル人の社交好き、おおらかなところです。そういうところが好きになれると、ブラジル好きになります。あまり細かいことを言わないのがブラジル流です。


こーひーたよりvol.245

 「森のコーヒー生産者グループ」のジョン・ネットさんは、コーヒー農園に、コーヒー以外のいろいろな木を植えて、農園を“森”のようにしました。

ジョン・ネットさんは、馬、豚、と多種多様な動物を農園に入れています。植物もそうですが、ジョン・ネットさんは、動物でも“多種多様”が好きです。いろいろな動物がいた方が良い。その方が、より“大自然”に近い。より多くのVIDA(ヴィーダ 生命)を農園に入れたい。農薬に代表されるMORTE(モルチ 死)よりVIDAを追求する。

土の中の微生物にも、ジョン・ネットさんは注目しています。農薬を一切使用しないことで、地中に多種多様な微生物が棲息するようになります。もちろん目には見えないのですが、ジョン・ネットさんは、それこそ文字通り這いつくばって、農園の土を、その中にいる地中微生物を感じとろうしています。

そうやって、毎日、農園の土に触れたり、匂いを嗅いだりしていると、土の健康状態がわかるようになるんだそうです。健康な土に生えているコーヒーの木も、また、健康になるとジョン・ネットさんは言います。

現在の通常の農業が、きわめて限られた狭い視野からの、そして、きわめて短期的な評価に基づく “効率”のみの追求になってしまっている中で、ジョン・ネットさんは、森の多様性を生かし、自然とともに共生していく新しいコーヒー栽培を追求しているのです。


こーひーたよりvol.244

「森のコーヒー生産者グループ」の一人、Sr. Jose Nicacio Itagyba de Oliveira・通称イタジバさんの農園、オンダス・ダ・マンチケイラ農園は、あの高品質コーヒーが産出することで有名なカルモ・デ・ミナスにあります。この農園が始まったのは、なんと1850年、ブラジルの第二帝政時代でした。そして、現在のオーナー・イタジバさんが、この農園をオーガニック農園にしました。

イタジバさんは、カルモ・デ・ミナスの農協、コカリーベの組合員です。そのコカリーベの品質管理責任者が“ババ”さんことウェリントンさん。“ババ”さんというのは、あだ名で、ウェリントンさんが子供の時に、いつもよだれをたらしていた(ポルトガル語でババールという)ので、“ババ”のあだ名がついたそうです。

私が、コカリーベ農協で、コーヒー豆の買い付けをするときに、一番頼りになるのが、“ババ”さんです。私と一緒になって、農協のカッピングルーム(コーヒーの味見をする部屋)に立てこもって、何十ロットのコーヒーサンプルを一緒にカップしてくれます。彼の的確なアドバイスがあるので、私もコカリーベ農協で一番おいしいコーヒーを選ぶことができるのです。

 “ババ”さんは、カッピングルームだけではなく、農園を訪問するときも、一緒についてきてくれます。コーヒー生産者の間で信頼されている“ババ”さんが一緒に来てくれれば、生産者とのコミュニケーションもうまくゆきます。


こーひーたよりvol.243

「森のコーヒー生産者グループ」の一人、イタジバさんの農園・オンダス ダ マンチケイラ農園は、あの高品質コーヒーが産出することで有名なカルモデミナスにあります。

イタジバさんは、ゴイアス州の生まれで、4歳の時にサンパウロ州のフランカに移り住んだそうです。5歳の時にお父さんが亡くなって、そのため、若い時から外で働かなくてはならなかった。15歳から25歳の10年間、ジャカレイで日系人の農園で働いたそうです。そこで、農業をとても好きになったそうです。

その後、サンパウロで、ご自分の出版社を立ち上げて、出版事業をしていたのですが、インターネットが出てきて、ブラジルは出版不況になり、会社をたたまざるを得なくなった。

その後、ふたたび農業がやりたいと思い、カンピーナスのウニカンピ大学で1年、ピラセカバの大学でもう1年、オーガニック農業について学んだあと、このミナスジェライス州のカルモデミナスのコーヒー農園を買って、オーガニックコーヒーを作り始めたそうです。

オーガニックの堆肥を作り、コーヒー農園に撒いています。堆肥の作り方にも、イタジバさんの独特のノウハウがあるそうです。農園の標高は1,100~1,400mあり、16のプロットに分けられています。

乾燥用のテラスは4つあり、そのうち、1つはコンクリートの床、2つが煉瓦作りの床、そして高品質コーヒー用のアフリカンベッド(高床式乾燥棚)の乾燥場があります。

イタジバさんは、大学できちっとオーガニック農業の理論を学ばれていますので、非常に論理的な農業をやっています。トレーサビリティもしっかりとしており、一つの仕事をするごとに、きちっと記録をとっています。


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